🎄 世界の都市がクリスマスで変わる〜建築デザインの視点で読み解く「光」と「街」のストーリー」〜
- Crest Company
- 11月17日
- 読了時間: 3分

こんにちは!事務の中野です。
街が一気にクリスマス仕様になってきましたね。
私はクリスマスの街並みが好きなのですが、国によって全然クリスマスの街並みが違うんです!いつか海外でクリスマスを過ごしてみたいなあ。なんて思ってます。
クリスマスシーズンになると、世界中の都市は光のデザインによって“別の表情”に変わる。この「変わり方」は、その都市が持つ建築・文化・歴史によってまったく違います。
では海外のクリスマスがどのように違うのでしょうか。
✧ 1. パリ(フランス)|“光の都市”が本気を出す季節
特徴:上品 × アート × 歴史建築との調和
シャンゼリゼ通りの並木にゴールドのライト
凱旋門やノートルダム、ルーブル美術館など歴史建築が主役
色味は「白・青・金」とシンプル
全体は派手でなく“優雅”
建築デザイン的に言うと:パリは石造建築が多く、陰影が出やすい素材 × 光の組合せが完璧。「建物の美しさを壊さない光」が文化になっている。
✧ 2. ニューヨーク(アメリカ)|都市のエネルギーが爆発する
特徴:巨大 × 迫力 × イベント性
ロックフェラーセンターの巨大ツリー
5番街のウィンドウディスプレイ(建築 × 映像 × 立体)
高層ビルのライトアップが“街全体のキャンバス”に
建築デザイン的に言うと:ガラスと金属が多い都市だから、反射・映像・動きのある光の演出が得意。クリスマスは建物が“ショーの舞台装置”になる。
✧ 3. ロンドン(イギリス)|歴史建築に寄り添う光
特徴:クラシック × 伝統 × 温かさ
コヴェントガーデンのクリスマスデコ
リージェントストリートの天使イルミ
赤いレンガ・白いストーンに暖色がよく映える
建築デザイン的に言うと:ロンドンは装飾の多い建物が多いので、建物の彫刻部分を強調するライトが多い。控えめな暖色の演出が“英国らしい品”をつくる。
✧ 4. ウィーン(オーストリア)|宮殿とクラシックの共演
特徴:重厚 × 優雅 × 神聖
シェーンブルン宮殿のクリスマスマーケット
バロック建築 × キャンドル色の光
伝統のアドベント文化が強い
建築デザイン的に言うと:バロック建築の対称性や曲線はライトで“造形の美”が際立つ。歴史 × 光 × 音楽のバランスが完成されている。
✧ 5. 東京(日本)|モダン建築 × クリエイティブイルミ
特徴:現代的 × カラフル × テーマ性
六本木、丸の内、恵比寿のイルミ
色彩が豊富で、寒色が多い
商業施設 × ライトアートが発達
建築デザイン的に言うと:ガラス・金属・コンクリの無機質な素材が多い都市なので、**カラフルな光で“街に季節感を与える”**役割が強い。
✧ 6. ヘルシンキ(フィンランド)|光の最小量で最大の温かさ
特徴:控えめ × 暖かい × 北欧の柔らかさ
暗い冬を照らす、小さな光の連なり
大きな窓からこぼれる室内の灯りが街の景色に
イルミは豪華より“生活の延長”
建築デザイン的に言うと:北欧は光の“量”より“質”。シンプルな建物が多いため、柔らかい光が建築のラインを美しく見せる。
✧ 7. まとめ:都市はクリスマスで「その街らしさ」がより際立つ
都市 | テーマ | 建築との関係性 |
パリ | 芸術 × 上品 | 石造 × 光の陰影 |
NYC | 巨大 × 迫力 | 高層ビル × 映像 × 反射 |
ロンドン | 温かさ × 伝統 | レンガ × 彫刻建築 |
ウィーン | 優雅 × 古典 | 宮殿 × 対称性 |
東京 | 現代 × カラフル | ガラス × 光の色 |
北欧都市 | 控えめ × 心地よさ | 大きな窓 × 暖光 |
世界のクリスマスが“多様で
美しい”のは、建築デザイン × 文化 × 光が都市ごとに違うから。





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